緊張型頭痛とは・・・原因と症状について

緊張型頭痛とは

緊張型頭痛とは、首や肩、背中の筋肉が緊張することで頭部を締め付けられるような痛みがでます。30分程度の短いものは、反復性緊張型頭痛と呼ばれ、1週間以上にも渡る長い症状のものは慢性緊張型頭痛と呼ばれています。

症状によっては、ふらつき、首や肩のこり、めまい、吐き気を伴うばあいもあります。

子供から高齢者まで幅広く症状があらわれ、筋肉の緊張具合が高まるにつれて血行・血流が悪くなり筋肉に老廃物(ピルビン酸や乳酸など)が蓄積され周辺の神経が刺激されることにより痛みへと発展します。

緊張型頭痛の原因

精神的・身体的なストレスにより首や肩、背中におよぶ範囲で筋肉収縮が起こりめまいや吐き気にまで症状が発展すると言われています

 精神的ストレス:人間関係、家庭内トラブル、過度に気をつかってしまう等

 身体的ストレス:デスクワーク、運動不足、前屈みの姿勢、合わない枕での就寝等

緊張型頭痛の治し方

原因となる筋肉をほぐし、血行・血流を良くすることが効果的です。

では、どのような方法で筋肉をほぐし、血行・血流を良くしていくのでしょうか。

姿勢を正す

普段から姿勢を正しくすることにより筋肉にかかる負担を軽減することができます。

デスクワークなどで同じ姿勢が続くような場合は、こまめに休憩をとり姿勢を変えたりストレッチをするなどして気分転換を心掛けるようにしましょう。

適度に運動をする

適度に運動をすることで筋肉をほぐし、血行・血流を良くすることができます。やり過ぎは良くないので無理のない範囲で取り組むように心掛けましょう。

ウォーキングや水泳、ストレッチやサイクリングなどが効果的です。

筋肉をほぐす

筋肉が凝り固まってくると血行・血流が悪くなります。体が痛くなってきたなあと少しでも感じたらストレッチやマッサージで筋肉をほぐすよう心掛けましょう。

入浴でゆっくり湯船に浸かって身体を温めることで血行が良くなります。暖かいタオルを首や肩にあてて温めることでも効果があります。

リラックスしよう

心身共にリラックスすることが大事です。良質な睡眠をとったり趣味に時間をかけたりするように心掛けましょう。

 

緊張型頭痛の予防法

・背筋を伸ばしたり肩を大きく回したりして筋肉をほぐしてあげる

・長時間、同じ姿勢にならないようにする

・入浴時は、なるべくシャワーではなく湯船に浸かるようにする

・軽い運動やウォーキングを日々取り入れるようにする

・気を張らずにのんびりする時間をつくる

・自分に合った枕で就寝するようにする

緊張型頭痛にはコーヒーはNG

片頭痛では、コーヒーのカフェイン効果により血管を収縮させ痛みや症状が緩和される場合がありますが、緊張型頭痛の場合は逆効果で痛みや症状を悪化させてしまうので注意しましょう。